ガープス現代社会リプレイ『高校生活の小さな奇蹟』1話「料理研究会の憂鬱」

これは実際におこなったゲームのセッションの録音を文字起こしし、プレイヤーの人にその時内心どう思っていたかなどを書き加えてもらって、その上でもう一度編集するというかたちで書かれています。記法は以下の通り。カッコのあるなしやカッコの形によって書かれてる言葉の種類がちがいます。

記法

プレイヤーorキャラクターの名前:/(内心の言葉)/プレイヤーの発言/「キャラクターの発言」/〔ゲーム上の判定、その他動作など〕

GM:(ちょっと口説かせようかな)では加藤にこういわせよう「ねえ、ちょっと時間ない?遊ぼうよ」〔プレイヤーに加藤のキャラクター用紙を見せつつうさんくさいナンパ師っぽい動き〕
佐藤:(GMが悪ノリしてるなw)そうだなぁ・・・「ごめん用事があるから」と《言いくるめ》したい。
GM:なるほど。ではこちらの知力と即決勝負で。
佐藤:「今日は塾だから」〔《言いくるめ》技能判定・・・−2成功〕
GM:〔知力判定・・・失敗〕「ちぇ、じゃあしょうがないな」(かわされちゃったな・・・)
佐藤:「バイバイ〜」〔満面の笑みで手をふる〕

  • 0.基本設定説明&キャラクター作成

GMゲームマスター、中の人shfboo):ではこれからガープスのはじめてのセッションをはじめます。
町野:おー〔ぱちぱちと拍手〕



TRPGをはじめてやる町野さんと2人でセッションをしてみた。システムはガープス。舞台は現代の高校だ。



GM:えー、今回やるのは「」ガープス現代社会 舞台1『高校生活の小さな奇蹟』」という・・・。
町野:あはははは〔苦笑い〕
GM:(やっぱり苦笑するよなぁ)今回はですね現実準拠で、しかも普通は100CP(キャラクターポイント)でキャラクターを造形するんですが、これを25CP、つまり一般人レベルでつくります。魔法も超能力も存在しません。
町野:ほぅ
GM:それでまぁ高校生活のよしなしごとのなかで、今ふりかえると色々なタイミングが合ってて、自分がうまくうごけば普通なら起きないようなことが起こせたなみたいなことが一回や二回はあったと思うんです。
町野:(ナイナイ)うん
GM:それでこれからやっていくセッションは、基本的にそんな瞬間に毎回キャラクターがでくわしたら、という想定でやっていくことになります。
町野:ふーん
GM:なので基本は現実準拠なんですが、シナリオのなかでおこる出来事のさまざまな状況がからんで、プレイヤーのキャラクターがそのキーパーソンになるようになっています。その機会をどうプレイヤー/キャラクターが料理するか、というのを楽しむセッションというコンセプトでやっております。

GM:では、町野さんのキャラクターを作っていこうと思います。



古本屋で集めた文庫の『ガープス・ベーシック』をわたして、町野さんに現代高校生のキャラクターを作ってもらう。



町野:じゃあマチで作るよ



マチとは町野さんが某ケータイ小説サイトで書いている小説の主人公である(笑)小説では小学生だったが、高校生に成長したマチの姿をこのセッションで見せてくれるというわけだ。



GM:いいですねー。この高校の舞台も、自分が某2ちゃんねるのエロパロ板「ビッチな娘が一途に」スレで10人位を喜ばせるために書いた物語の舞台を使ってるから(笑)



言い訳だがあくまでエロパロ板の住民さんを喜ばせようとして書いたものである。あえてリンクはしない(笑)



町野:冴島マチっていうんだよ。
GM:かわいい。
町野:マチだから・・・知力は高い、体力はあんまない。走るのは絶対遅くて・・・貧乏(笑)。・・・落語ができる。家事してるから料理得意。
GM:なるほど、そうすると・・・。
町野:《地域知識》とるか。地元の砂町にくわしい。
GM:ということは・・・・・この高校のあるのは砂町になりました(笑)



等々30分位経って・・・・・・。



GM:できましたね。
町野:すごーい。


冴島マチ

16歳 眼鏡おかっぱの地味系少女
体力 9 敏捷力 9 知力 13 生命力 10
特徴:未成年 義務感・友人 貧乏 やせっぽち 意志の強さ
常識
癖:好きにしてくださいよー♪が口癖 ひとりごと ツッコミ気質 おわらいズキ じじむさい
技能:調理17 落語16 地域知識/砂町15 情報分析13 文学14

知力高く、身体能力は弱く、常識をもって友人に義理堅い、ちょっと斜にかまえてツッコミやスルーを駆使するシニカルポップ(笑)な高校生に。調理・落語はプロ並みで、文学も好き。思慮深い情報分析で身の危険を回避できるか!?

  • 1 「諸状況ゲージ」説明

GM:えーこのガープス現代社会では毎回少しずつ独自の追加ルールを導入していこうと思います。今回は「諸状況ゲージ」というものをつかいます。
町野→マチ:ほう



諸状況ゲージ
「高校生活の小さな奇蹟 1話 料理研究会の憂鬱」

時間    0□□□□□□□□8 

状況1  -4□□□□0□□□□+4
状況2  -4□□□□0□□□□+4
状況3  -4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□□0□□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4



GM:とこのような図になっております。一番上が時間でこれは0から8まで8マスです。ある程度マチのいる舞台で時間がたったらこれが1マス黒く埋まります。そして8マス埋まったら終了で、セッションのエンディングにはいります。
マチ:うん。
GM:それで下の状況1、2・・・とあるのが、そのセッションでの主要な状況変化の要因となる項目です。これが+−に4マスずつありまして、時間が1マス埋まるたびに、それまでのキャラクターの行動などによって、どれかのマスが埋まっていくことで全体の状況が少しずつ変化していくことをあらわします。

「バイトの憂鬱」

時間     0■■■■■■■■8 

shfboo忍耐 -4□□■■0□□□□+4
新人認識  -4□□■■0■□□□+4
上司理解  -4□□□□0■□□□+4
同僚共感  -4□□□□0■■■□+4
予想外    -4□□■■0■■□□+4


GM:例えばですね、shfbooが自分のやってるバイトで新人さんとうまくいかなくて困ってる場合を諸状況ゲージであらわすと上のようになるわけです。
マチ:(shfbooの実体験やがな)(笑)
GM:で、まあ時間ゲージも埋まり、説得や上司相談、同僚への根回しなどやって、上のようにゲージが埋まったと。そしたら、ゲージの埋まり具合をみながら、どんな結末になったのかをGMとプレイヤーが相談して解釈していくわけです。
マチ:おー、ちゃんとゲームメイクしてるんだね。
GM:ぶっちゃけ今日のセッションはほとんどアドリブなんですけどね(笑)例えば上のゲージだと、shfboo忍耐はギリギリキレないでいるが限界が近い状況で(−2マス)、新人の認識は自分に若干問題があることにまだ鈍感でありつつも(−1マスなので)かなり気づきつつある(+2マス)。上司共感は理解はしてくれているが積極的には動いてくれなくて(+1マス)、同僚共感は、同僚も手を焼いていて何とかしなきゃと団結していると(+3マス)、で予想外っていうのは、GMの想定していない状況変化の要素のことで、ここでは新人が突然奇声をあげながら走り出す事件があって(笑)これはどっちにころぶかわからない不確定要素となってると(+−共に2マス)。
マチ:(例がヒドイw)ふむふむ。
GM:まあ各ゲージを例えば以上のように解釈しますと、「shfbooが我慢の限界近くになりつつも、同僚の協力により、新人に自分の問題点を認識させ、また新人の奇行にたいして上司から注意をしてもらうことで、一応新人を反省させ行動を改めさせることができた」というエンディングになったりするわけです。
マチ:なるほどー。
GM:もちろんセッション中の判定などでもっとマイナスのマスが埋まってれば、shfbooが孤立してバイトを辞めるというエンディングになるかもしれないと(笑)。基本的に各状況ゲージは3マス埋まると全体の状況が動き出すくらい変化をもたらすと考えてください。

GM:まあ、あとは、やりながら。でははじめましょう!
マチ:おー。〔ぱちぱちぱちと拍手〕

  • 2 セッション開始

GM:時は9月、二学期がはじまりました。某エロパロ小説(笑)では8月で終わっていましたので、その続きになりますね。そこでの登場人物、高梨葉子と松崎啓とマチは同じ学年でちがうクラスです。
マチ:うん。
GM:あなたは宮本まさみと同じクラスです。これも某小説に出てきた人物ですが、ガープスでキャラ設定として「美人」です。
マチ:美人。
GM:高梨葉子よりも一段階上の美人ですね。
マチ:うわー。
GM:で、調理技能を16レベルでもってますね。
マチ:マチのが高いね。
GM:マチのがレベルが高いですね。それで彼女は料理研究部で、グルメオタクの松崎くんを誘って高梨さんに嫉妬されたりしてました(笑)。マチとは親友で、宮本さんの方が調理もうまいあなたをすごく尊敬してくっついてきてる感じですね。それであなたも特徴の「義務感:友人」で憎からず思っていると。
マチ:うん。
GM:ただ彼女は、癖で「天然」で、かつもっている技能が「調理」と「性的魅力」(笑)
マチ:あはは。
GM:そんな宮本がある日のクラスで、あなたの元にやってきます。…彼女はマチをなんて呼んでる?
マチ:んー、「マチ」で。
GM/宮本:「マチー、きいてきいて」
マチ:〔眠そうに〕「なにー?」
GM/宮本:「私、料理研究部じゃない? それで最近ね松崎くんていう隣のクラスの、B組の人いるでしょ? 彼が毎月何万円もつかって色々なお店を食べ歩いてるんだって」
マチ:〔鼻で笑って〕「はっ、ブルジョワめ」(笑)
GM/宮本:(ナイスつっこみ)「それでねー、その人がすごいから、私、松崎君に料理研究部にはいってほしいんだ」
マチ:「ほぅ」
GM/宮本:「それでね、松崎君は高梨さんって彼女もいるんだ」
マチ:「ふむ」
GM/宮本:「それで私、高梨さんも一緒に松崎君と料理研究会にはいってくれたら素敵だなって、お誘いかけてるんだけど…あんまりうまくいかなくて。マチ二人と知り合いでしょ?」えー、マチは二人と実は知り合いです(笑)。一年生のとき同じクラスだったということで。
マチ:あー。
GM:二人とはどんな関係だったかアドリブできめてもらっちゃっていいですか(笑)?
マチ:えー。…高梨さんとは、ノートを貸してあげたことがある。それがけっこう気に入られて、そこそこ仲良くなった。
GM:なるほど、そこそこ仲いい感じですね。松崎くんの方は?
マチ:松崎くんの方は…。
GM:一応彼は「グルメ」とか、マチや宮本とかより低いですが「調理」13レベルとかもってますね。やっぱりブルジョワとして少し嫌ってる(笑)?
マチ:いや、まあ、憎からず遠からず。班の発表のときにグルメネタですこし盛り上がった(笑)
GM:(笑・アドリブうまい。TRPG適性高そうでよかったな)いいですね!
GM/宮本:では話もどして「マチからも二人を料理研究部に誘ってほしいんだ!」
マチ:「なんですとー」(笑)
GM:というわけでですね、ここで宮本まさみさんが、マチに対して「性的魅力」技能で説得をこころみます(笑)
マチ:(笑)
GM:これは普通は異性に対して使うんですが、まあマチは…。
マチ:うん、マチは美人に弱い。
GM/宮本:しかもまあ目をうるうるさせて、「お願い、話をきいてもらうだけでいいから」と。というわけで判定しましょう。
マチ:おぅ。
GM:宮本の「性的魅力」14レベルに、マチが美人に弱いということで、宮本の「美人」修正+2を加えます。それとマチの知力13+「意志の強さ1」の即決勝負で。こっちは〔サイコロをふる〕こっちは10。
マチ:うむ、よくわからんがふってみよう。〔サイコロをふる〕9。
GM:そうすると、マチの知力13+「意志の強さ1レベル」で修正1で14。それと出た目の差は?
マチ:5だね。
GM:はい、これを成功度5といいます。そしてこちらの目は10で、基準が16なので成功度6。
マチ:じゃあ、6対5? 負けたのか〜。
GM:はいあなたはあまりの宮本まさみの愛らしさについいいよと言ってしまいました(笑)
マチ:〔笑いながら〕言っちゃうんだ〜。「う、う、うん…」
GM/宮本:(笑)「ありがとう、マチ! やっぱり親友だよ!」とギューと抱きついてくる感じですね。
マチ:〔ひきつった声で〕ひぃ〜(笑)
GM:はい、これで一つ時間ゲージが進めることにしましょうか。まだ状況ゲージたちに動きはないです。
マチ:ああ、これでワンアクションなんだ。なるほど。



時間    0■□□□□□□□8 

状況1  -4□□□□0□□□□+4
状況2  -4□□□□0□□□□+4
状況3  -4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□□0□□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4



GM:では時間が進んで、昼休みくらいになります。どうされますか?
マチ:〔沈んだ声で〕しかたがないので、隣のクラスに二人をさがしにいくのです(笑)
GM:では、隣のクラスにいく途中に、高梨さんが、ちょっと前よりギャルっぽさがなくなったというか、気負いがなくなった感じで、いそいそと…んー、屋上の方にでも行こうとしています。
マチ:(笑)なぜ屋上。「た、た、た、高梨さぁん」
GM/高梨:「あら、マチじゃん。元気ー? ひさしぶりー。どうしたの?」
マチ:「あの、ちょっと。いや、あの、ちょっと。あの、ちょっと。……ひさしぶり」(笑)
GM:(笑)高梨さんは、なんかお弁当みたいの手にもってますね(とりあえず屋上に松崎くんと待ちあわせということにしておこう)。
マチ:「あ、高梨さん、お弁当なんてもってくるんだ?」
GM/高梨:「うん、うちはそう。それで・・・・・・ちょっとね」みたいな(笑)
マチ:「まさか自分で作ったりしないよね?」
GM/高梨:「自分で作れたらいいんだけどね・・・・・・はぁ」
マチ:「わたし、料理得意だよ?」
GM/高梨:「ああ、マチ家事全部自分でやってるんだよねー」
マチ:〔悪そうな顔で〕「なんせ五歳のときから包丁にぎってますからね」
GM/高梨:(笑、そんな設定だったのか)「啓くんも最近自炊はじめたんだよね」
マチ:啓くん?
GM:はい、ではこのことについてマチが何かしっているか、《地域知識》で判定してください。
マチ:(笑)《地域知識》なんだ。〔サイコロをふる〕8。
GM:マチの《地域知識》は15レベルだから、余裕で成功ですね。ちなみに3、4だとクリティカルで大成功になります。今回レベル15だから10引いて5もクリティカルかな。
マチ:ほお。
GM:では成功したので、あなたはこういう知識を知っています。高梨葉子さんは夏前から、同じクラスの松崎啓くんとつきあうようになりました。
マチ:〔いぶかしげに〕ふぅーん。
GM:しかも、かなりぞっこん仲良くて、今ではなんというかできあがったカップルのひとつとして数えられているほどです。一年のとき同じクラスでそのときの二人を知っているマチからすると、ちょっと驚愕の出来事ですね(笑)そしてそれを驚愕だと考える人間はけっして少なくないことがわかります(爆笑)
GM:さて、その知識があったうえで、あなたはどうしますか?
マチ:むー。
GM/高梨:「それで? マチは何の用?」
マチ:「ちょっと友だちに頼まれたことがあって」
GM/高梨:「友だちが? あたしに?」
マチ:「てゆうか、松崎くんにもなんだけどね」
GM/高梨:「啓くんにも?」ギラーン〔鋭く睨むしぐさで〕
マチ:げげ
GM:デンデンデンデンデンデン・・・〔某サメの映画のテーマを歌い出す〕(笑)えー、《常識》技能でふってみてください。何かあなたにそなわる常識が何か警笛を鳴らすかもしれません(笑)
マチ:〔おびえつつ〕ひぃ、ちょっと口をすべらせただけなのに・・・・・・(笑)〔サイコロをふる〕



出た!



GM:〔爆笑しつつ〕ファンブル〜!ええ、このような17や18の目はですね、大失敗です(笑)
マチ:だいしっぱい〜。しまった。物語に葛藤を早く持ち込もうとしてしまった(笑)
GM:あなたの常識が計算結果をはじきだしました。このまま、宮本まさみが松崎啓に興味をもっていること、料理研究会に入ってほしいこと、高梨もついでに入っていいこと、それらをストレートに伝えればきっといい返事がかえってくるとあなたの脳に語りかけてきます!



言うまでもなく、逆効果である。



マチ:〔苦笑しつつ〕まあ、マチにはそういうところあるからね。「いや、あのね、同じクラスの宮本まさみさんからね、その松崎啓くんと高梨さん両方料理研究会に入らない?っていうよう言われたんだよね」
GM/高梨:〔ひくーい声で〕「・・・・・・へぇー」
マチ:なにか、なにか・・・。
GM:マチの体感皮膚温度が4度下がりました(笑)
マチ:なにかわるいことをいってしまったんだろうか・・・・・・。
GM/高梨:〔感情をこめない声で〕「宮本さん、私も知ってるよ。きれいな人だよね」
マチ:「う、ま、まあね」
GM/高梨:〔棒読みテイストで〕「一応、聞いてみるけど。啓くんはそんなものに興味ないんじゃないかな」
マチ:「そ、そうかな・・・」
GM/高梨:「ていうか、宮本さんもアレだよね。天然ぶりっこていうかさ、マチも言った方がいいんじゃないかな!」
マチ:「ひぃ。いや、そんな、こと、いわれ、ましても」
GM/高梨:「わかった。じゃあね」バッとふりむいて、若干不穏な空気を残しつつ去っていきます(笑)
マチ:なぜ、わたしがこんな目に・・・・・・(笑)

GM:はい、これで時間ゲージ二つ目が埋まりました。そしてなぜか状況4のゲージがマイナス1になります(笑)
マチ:あれー(笑)
GM:いやー、なんででしょうね(笑)
マチ:おもしろいことになってる(笑)
GM:では次の場面へいきましょう。



時間    0■■□□□□□□8 

状況1  -4□□□□0□□□□+4
状況2  -4□□□□0□□□□+4
状況3  -4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□■0□□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4


  • 3 天然とマチ

GM:さて放課後になります。宮本さんが「どうだったー?」と聞いてきますね。
マチ:「なんか誘ってみたんだけどね、どうも入りたくないみたいだよ」
GM/マチ:(誘い方に問題があった気も・笑)「そうなんだ……でももう少し誘ってみる。ありがとねマチ!」
マチ:「うむ」
GM:さて放課後で宮本さんは部活がありますが、誰かと帰ったりする?
マチ:んー、ひとりで帰ります。
GM:(よし、あらかじめシナリオで設定しておいた自動発生イベントを起こそう)はい。さて帰ろうと校庭に出ると、ざわついております。この学校では小学校なんかでよくある動物を飼育している檻があるんですが、そちら側で騒ぎがおこっていますね。
マチ:見る。
GM:ざわざわ。ざわざわ。「逃げたぞ〜!」という叫び声が(笑)
マチ:なにぃ〜(笑)
GM:では「知力−2」で判定を。気づきにくい状況なので難易度あげて−2にします。
マチ:〔判定……成功〕お、気づいた。
GM:「飼ってた豚が逃げたぞー!」という声が(爆笑)そしてどうやらその豚はあなたの方にむかって走ってきてるようです!
マチ:ははは。
GM:ブブブブ、ブブブブー!(笑)どうしますか?
マチ:ひ、人ごみのなかに隠れます。
GM:では敏捷度判定で。マチの敏捷度9なので、3D6で9以下。
マチ:無理そう……(泣)〔判定……成功!〕おっ。
GM:成功しましたね。あなたはうまく人ごみにまぎれ、その横を豚が爆走していきました。「うわぁぁ」とどこからか男子生徒の声が(笑)
マチ:ぜいぜい。
GM:(ここで主要なキャラを出しておこう)あなたが人ごみのなかにまぎれると、ある男の子にぶつかります。知力判定してみて。
マチ:〔判定……成功〕成功。
GM:なんと彼は料理研究会部長の鈴木一郎くんです。えーこの人は若干エキセントリックな性格をしていることで知られています。しかし宮本まさみさんの評価は「えーいい人だよー。すごい親切にしてくれるし」
マチ:〔乾いた声で〕ははは。
GM/鈴木:「ああ、お前はよく宮本といる冴島か」
マチ:「ども」
GM/鈴木:「今日は宮本と一緒じゃないのか?」
マチ:「なんか部活行くって言ってましたけど」
GM/鈴木:「そうか。……じゃ俺もすぐ行かなきゃな」というわけで去っていきます。何かします?
マチ:いや。(こやつとは絡みたくない)
GM:ではこれでまた時間が1マス埋まりまして、状況1が−1になります(別にマチは何もしてないけど、シナリオの都合上ここはマイナスにふっておこう)。



時間    0■■■□□□□□8 

状況1  -4□□□■0□□□□+4
状況2  -4□□□□0□□□□+4
状況3  -4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□■0□□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4



GM:さて次の日の朝です。マチが登校すると料理研究会の部室というか、ミーティングなんかをよくやっている教室で何かざわざわともめている様子で、困った顔の宮本さんの姿も見えますね。
マチ:むぅ。
GM:それでマチが自分の教室に入ってしばらくすると宮本さんも帰ってきて少し落ち込んだ感じでいます。
マチ:ふむ。
GM:それで昼休みになって、えーと、1年の時同じクラスだった(困ったときのこのパターン、使いすぎだな……)、料理研究会の名前もきめられていない男の子(笑)がマチをたずねてきます。
GM/部員:「ちょっといいかな?」
マチ:「ほいほい」
GM/部員:「いやーちょっと相談なんだけどさー。ジュースおごるよ。何がいい?」
マチ:「え……。緑茶」
GM/部員:(笑)「さすが、じじむさいな」
マチ:なぜ高校まできてじじむさいと……。
GM/部員:「お前宮本と仲いいじゃん?」
マチ「はいー」
GM/部員:「ぶっちゃけ今料理研究会のなかでもめててさ。部長の鈴木って知ってる?」
マチ:「一度、あいました」
GM/部員:「あいつはそれなりに優秀なやつなんだけど、けっこう性格に難があるやつで、ちょっとオレオレというかワンマンというか……」
マチ:「ありますよねー」
GM/部員:「で、その鈴木がさー、どうも宮本を好きになったらしく」
マチ:「きゃー」(なんて俗な展開!)
GM/部員:「で、宮本もああいうやつじゃん?」
マチ:〔深くうなずく〕「はい……」
GM/部員:「まあ天然とかいうのか。それで宮本はどうやらきづいてないらしいんだよ」
マチ:「でしょうなぁ……」
GM/部員:「で、鈴木がなんつうかどんどんテンパってきちゃっててー、その挙動が目に余るっていうか副部長がお前いい加減にしろよ的な感じになってきてて」
マチ:(笑)
GM/部員:「喧嘩みたくなってきちゃって」
マチ:「それは……修羅場ですね」
GM/部員:「それでまあこんなこと頼むのもなんなんだけど、もちろん鈴木をなんとかしなきゃいけないんだが、宮本の方もちょっと空気読めよ的なことを(笑)言ってくれないかと……」
マチ:〔ひきつった声で〕「ひぃ〜」(笑)
GM:ははは(笑)
マチ:「が、が、がんばります」
GM/部員:「悪いな、また緑茶おごるから!じゃ」
マチ:「うー緑茶で買収された……みんな貧乏がわるいんだ」(笑)
GM:(割にあってないよなぁ)いやーはじめてなのにロールプレイうまいですよ。さて昼休み続いてますがどうしますか?
マチ:やはり宮本さんにお話しを……。
GM:では宮本さんの居所を見つけるのに知力で判定してください。
マチ:〔判定……成功〕
GM:楽々成功ですな。その日はたまたま売店にいた宮本さんをうまくつかまえました。なんと松崎くんもいます(そろそろ出さないと。高梨パートで会いそこねたからな)何か誘ってます。
マチ:〔苦笑、失笑、やさぐれ〕
GM/宮本:「あれ?マチ?」
GM/松崎:「ああ冴島さん。こんにちわ」みたいな感じで二人との話にはいりました。
マチ:しかしこの場で話すわけにはまいりません(笑)
GM:(笑・たしかにそうだ。じゃあ)宮本さんが「今ねーまた松崎くんを誘ってたんだー、マチはお家の家事があるから入れないけど松崎くんならそんなことないでしょう?一緒に高級レストランとかも行きたいじゃない?」とか言ってますが。
マチ:〔素で〕「好きにしてくださいよー」
GM/松崎:(笑)「いや、僕は、その、レストランに一緒に行く人は、一人だけなんで……」
マチ:ほぅー。
GM:しかし宮本さんの方が全然空気をよまず「みんなで行った方が楽しいよー」と(笑)
マチ:いやいや……。「あの、作るのを覚えると、食べるのも楽しいよー松崎くん」(爆笑)
GM:(笑)結局誘うんかい。
GM/松崎:「あ、僕も少し料理はするんですけど、冴島さんはすごくうまいんですよね?」
マチ:〔半笑いで〕「まあ5歳の頃から包丁握ってますからね」(笑)
GM/松崎:(決まり文句なのね)「それはすごいなあ。どういう料理が好きですか」みたいな話の流れに(笑)
マチ:「まあ和食とか」
GM/松崎:「和食かあ。京都とかにも行きたいんだけど、バイトで月5万とか稼いで4万を食べ歩きに使ってたりする状況じゃ余裕なくて……」
マチ:ごまん……。
GM/松崎:「じゃあ僕はこれで……」と去っていく売店の出口に目をギラつかせた高梨さんの姿が見えたり(笑)
マチ:〔ビビりつつ〕おそろちい……。〔宮本の方をむいて〕「それよりもーまさみさん、大変なことになってますよ」
GM/宮本:「えーなになに?」
マチ:「料理研究会仲が悪くなってるっぽいですよ」
GM/宮本:「えーそんなことないよ、みんないい人たちだよー?」
マチ:「あのね……(笑)……〔考えてる〕あのね(笑)みんないい人たちだって言ってるひとが、まわりを見えてないことだってあるんだよ?」(いい事いうなぁ)
GM/宮本:(いい事言った)「なにーマチなにかしってるのー?」
マチ:「それはちょっとイエナイケド……」(笑)
GM:(笑)えらいなー、部員のことは隠しておいてあげるんですね。では宮本さんがそのことに気づけるか判定しようかと思うんですが、宮本さんは知力9です(笑)あと癖として「鈍感」をもっているので、今のままだと五分五分以下ですね。うーん、何かいい判定方法はあるかなぁ・・・・・・何かマチのもっている技能でうまく応用できるものがあれば、それでマチが判定した成功度の分だけ宮本さんの判定にプラス修正があるということにしましょう。
マチ:んー、この《情報分析》なんてどうかなぁ。
GM:ああ、いいですね。しかしどれくらい情報を宮本さんに伝えるかという。
マチ:誰から頼まれたとかは伏せる。
GM:では、難易度が上がって《情報分析−2》で判定してください。
マチ:11以下で成功・・・・・・〔判定・・・・・・出目5〕いぇい。
GM:おおーすげぇ。11−5で成功度が6ですね。では宮本さんの知力9に6をプラスして15以下。これなら出るだろう・・・・・・〔判定・・・・・・出目14〕おおっ(笑)
マチ:さすが天然(笑)
GM/宮本:あぶねー。でも成功しました。「そうかー、そういえば今日の朝、少し空気が重かったんだよね。なんでだろう、みんななかよくやってたのに……」
マチ:〔ひきつり笑い〕気づいてないぢゃないか……(笑)
GM:はい、これで昼休みがおわって、時間のゲージがまた1マス埋まります。あと状況2がプラスに1マス埋まります。これで半分終わりました。これであと4マス時間ゲージが埋まれば、エンディングに入ります。
マチ:なるほどー。
GM:さて、そろそろ半分すぎたので、マチさん、この状況1から状況4の中で一つ選んで《情報分析》の技能で判定ができます。成功すればマチの中で直観的に感じているものの言語化されなかった今回の問題に関する状況の進展がひとつはっきりわかります。
マチ:なににしよっかなー。
GM:なにか今までの進展で予測のついたものとかありますか?
マチ:状況1は「恋」かな。
GM:なるほどなるほど。
マチ:状況2で。宮本さんに関係ありそうだから。
GM:なるほどでは、《情報分析》13レベルなので、13以下でどうぞ。
マチ:〔判定……成功〕よし。
GM:すばらしい。ではこの「状況2」は「宮本自覚」です。
マチ:(笑)(やっかいな項目だな)
GM:自分の行動やまわりに与える影響についての認識の深まりをプラス、マイナスであらわします。先ほどのマチの活躍でプラス1になってますね。
マチ:よーかったぁ。
GM:ちなみにマイナスになるとどんどん明後日の方向に勘違いしていきます(笑)
マチ:なるほどね。こういう風な項目になってるのね。
GM:はい、そうです。
マチ:じゃあ状況1は鈴木くん絡みみたいだけど、ぜんぜんわかんないな。
GM:はい、それはまた判定できますので。



時間    0■■■■□□□□8 

状況1  -4□□□■0□□□□+4
宮本自覚 -4□□□□0■□□□+4
状況3  -4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□■0□□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4


  • 4 マチ、紛争回避に奔走

GM:はい、では話はすすんでいきます。次の日になったとしましょう。えー、ここでは好きな時間に好きなことをしていいです。ぶっちゃけこちらで用意したイベントはなく、プレイヤーに行動をまかせるところです。
マチ:じゃ昼休みに図書館でも行こうかな。
GM:では図書館にきました。静かなところです。
マチ:じゃ永井荷風でも読んでるよ(笑)
GM:(なぜ荷風・笑、さて何か起こすか)えーマチが荷風を読んでいますと、食文化コーナーにふらっと寄る人影が。松崎くんですね。「あれ?冴島さん。昨日は、どうも」
マチ:「はぁー、松崎くんってやっぱり食にすごい興味があるんだねぇ」
GM/松崎:「そうなんだよねぇ、全然役に立たない、ただ食べるのが好きなだけっていうのがちょっとアレなんだけど」
マチ:「まぁ、それなら料理研究会に入ってくれるとわたしもいろんな意味で助かるんだけどね」
GM/松崎:(切実ですね)「いや、ちょっと、無理かな」と暗い顔で。
マチ:「え、どうして?」
GM:そう聞いたマチですが、えー、ここで、松崎くんは知力12あります。
マチ:はい。
GM:<意志の強さ2レベル>ももっております。つまり容易に自分の本心を明かさなかったりします。
マチ:たしかに。
GM:しかしマチがうまく聞きだせば話すかもしれない、と。マチは知力13で<意志の強さ1レベル>なので、同じ14の基準同士で即決勝負をします。
マチ:うへ。
GM:ではせーの、〔判定……出目12〕成功度2です。
マチ:〔判定……出目7〕成功度7。
GM:ダイス目いいねぇ。マチの圧勝です。
マチ:よっしゃぁ。
GM/松崎:あなたの巧みな聞き上手スキルによって松崎くんが語りだします。「実は昨日……冴島さんと宮本さんと話したあと、(高梨)葉子さんが聞いてて、怒っちゃって」
マチ:ふむ。
GM/松崎:「まあ、その彼氏にまとわりついて許せないとかそういうことを……。それで誤解なんだけど、そういう思いはさせたくないので、料理研究会のことははっきり断ろうと思うんだ」
マチ:「あー、そうですか。……道理で高梨さんの視線が冷たいとオモッタラ……」(笑)
GM:(笑)ここでマチは前の《常識》判定がまちがっていたことに気づきました(状況4は−1だけど、最初セッションだし、これくらいの影響にしておこう)
マチ:ひぃ。
GM/松崎:「もしよければ、宮本さんともこれからあんまり近づいたりしないようにしたいので、そのこと伝えてくれないかな?」
マチ:〔情けない声で〕「はいぃ」
GM:(笑)マチは苦労性ですね。あちこちから頼まれまくってる。
マチ:「これもまさみさんが自覚的に行動しないせいで、わたしはいつも貧乏くじだね。美人の隣ってぇのは、つらいよ」
GM:ははは、いいねえ(すばらしい、アドリブでこの長台詞。某なんとかまるこちゃんの愚痴のようだ)さて、松崎くんと別れます。どうしますか?
マチ:葉子さんの誤解をとくべきか(笑)いやまさみさんにお話を……。
GM:はい。では教室にもどって……「あれーマチどこいってたの?」
マチ:「図書館なんだけどね。……まさみさん」
GM/宮本:「なにー?」
マチ:「松崎くんと高梨さんの関係は知ってるよね?」
GM/宮本:「うんうん、知ってるー。すごく仲良くてうらやましいよね。わたしもあんな風になりたーい」
マチ:〔机につっぷす〕
GM:ははははは!〔大笑い〕
マチ:〔しめつけられるような声で〕すきにぃしてくださいよ〜。
GM:なぜ友達をやっているんでしょう、この二人(笑)(ちょっとやりすぎたかな。すいません町野さん・笑)
マチ:はうぅ、はうぅ(笑)マチ、撃沈(笑)
GM:マチは撃沈しました(笑)
マチ:〔気をとりなおして〕「そのことなんだけどさ、高梨さんがまさみさんに嫉妬してるらしいよ?」
GM/宮本:「えっ!なんで?」
マチ:「まさみさんはね、自分が美人だということを考えた方がいいですよ」
GM/宮本:「わたしぜんぜんかわいくないよ。マチの方がかわいいじゃん」
マチ:〔ニヒルな顔で〕「……レベルがちがうんです」(笑)
GM/宮本:「そんなことないよー」みたいな。
マチ:ぴゅー。〔滂沱の涙〕
GM:(笑)
マチ:固い、固い、この壁は固い。(ゼッタイGMの天然美人女子へのルサンチマンのせいだ!)
GM:ははは。何か技能で説得に使えるようなものはありますかね?
マチ:んー、使ってないところで、《落語》?
GM:なるほど、その話芸で意志の疎通をはかると(笑)では、《落語》で判定して成功度をおしえてください。
マチ:〔判定……出目11〕11。
GM:《落語》のレベルは?
マチ:16。
GM:では成功度は5ですね。すばらしい成功具合です。あなたはうまい挿話をつかって、宮本さんが高梨さんを嫉妬させたりすることがあることを伝えました。
GM/宮本:「そっかぁ。マチが言うならそうなのかもね。気をつけるね」
マチ:〔しみじみと〕よかったねぇ。
GM:そうですね。はい、ではまた時間が1マス埋まりまして、「宮本自覚」がもう1マス埋まりプラス2になります。ではまた《情報分析》で状況のどれかを明らかにできますよ。
マチ:鈴木絡みそうな「状況1」にしよう。〔判定……成功〕
GM:失敗してなくね。えー、「状況1」はですね、「鈴木自重」です(爆笑)
マチ:あははは。
GM:えー、プラスだと自重し、マイナスだと暴走しはじめます(笑)
マチ:ぷぎゃー。すごい。なるほどね。



時間    0■■■■■□□□8 

状況1  -4□□□■0□□□□+4
宮本自覚 -4□□□□0■■□□+4
状況3  -4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□■0□□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4



GM:さて、その日の放課後です。あなたが帰ろうとしていると、前からとある女性が肩をいからせて、どうもあなたの教室の中の後ろにいる友達めがけてずんずん歩いてきているようです(笑)
GM/高梨:「あ、マチ。宮本さんいる?」でんでんでーんでででーんでででーん〔某ダース・○ェーダーのテーマをうたう〕
マチ:「い、い、い、いるけど、ど、ど、ど、どうしまし」
GM/高梨:「いや、ちょっと、料理研究会のこととかについて話があってさ」
マチ:「で、でもねー、葉子さんのことも誘ってるんだよ?」
GM/高梨:「……マチさー、正直どう思う?宮本さんの一連の行為?」
マチ:「あの人はねー、人が思ってる以上に天然なんだよ。だから悪気はないんだよ?」
GM/高梨:「天然なんか、いるのかな?」(笑)
マチ:ひょ〜(笑)お代官様〜。
GM:(この台詞なんか言うと気持ちいいな。会心の一言!)あなたは「義務感/友人」をもってます。ここで会わせると喧嘩になると、あなたの「常識」もいっています。なるべくなら未然にふせぎたいところ(笑)
マチ:「ちょっと話があるから教室の外、いいかな?」
GM/高梨:「なに?」と連れ出されます。
マチ:「さっきね、説得したんだよ。まさみさんを」
GM/高梨:「どんなふうに?」
マチ:「落語を使って」(笑)
GM/高梨:(笑)まあかくかくしかじかで。「じゃあ宮本さんはもう啓くんと関わらないの?」
マチ:「たぶんそうだと思うけど。でもそれとは別に松崎くんのこと狙ってるわけじゃないから、本当にただ二人と仲良くしたくて、料理研究会に入ってほしいと言ってるだけなんだよ」
GM:(あくまで友人フォロー立派だ)そうかなぁ、と一応高梨さんは不承不承ながら去っていきました。
マチ:なんか気苦労が多いなぁ(笑)
GM:はい、これで時間1マス埋まり、状況4がプラスに1マス埋まります。《情報分析》どうぞ。
マチ:「状況4」は明らかに葉子さんのご機嫌だから(笑)「状況3」を〔判定……成功〕
GM:はい。「状況3」は「料理研究会結束」です。
マチ:なるほどー。
GM:えー、アドリブ八割でやっているせいで、ここでシナリオの矛盾というか、今まで全然料理研究会とからめてないという……(笑)
マチ:(笑)たぶん、次くらいに出てくるだろう(笑)
GM:(やさしいフォロー、いいプレイヤーだ)はい。そうします(笑)



時間    0■■■■■■□□8 

鈴木自重 -4□□□■0□□□□+4
宮本自覚 -4□□□□0■■□□+4
研究会結束-4□□□□0□□□□+4
状況4  -4□□□■0■□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4


  • 5 俺様君VSマチ

GM:さあ、次の日朝。前にマチに頼んできた料理研究会の部員−実は副部長でした−がやってきます(爆笑)

マチ:「副部長だったようだ」
GM/副部長:「いやああ、冴島ありがとう!宮本がさー、なんか外部の人間誘ってて、それで鈴木がすげーピリピリしてたんだけどさ、一応それを宮本がやめてくれたみたいでさ、だいぶ安定したよ。よかった、よかった」
マチ:「おっ」
GM/副部長:「宮本もなんか安定したみたいだから、よかったよ。とはいえ……じつは明後日、放課後の部会で俺と別のもう一人の副部長が鈴木を弾劾するかもっていう話になってて(笑)場合によっては宮本も微妙かもって感じなんだよなぁ」
マチ:「ふぃー」(糾弾会ってヤメテー)
GM/副部長:「今のままならまだなんとかなりそうだから、これ以上鈴木が狂わなきゃいいけど……」とぼやきつつ、副部長は去っていきます。
マチ:難儀なものよのー。
GM:はい、これで7つ目の時間のマスも埋まります。それで「研究会結束」がプラスマイナスともに1マス埋まります。少し不安定な状態ですね。《情報分析》で「状況4」を判定どうぞ。
マチ:〔判定……成功〕
GM:はい「状況4」は「葉子自制」でした(笑)まあこれは読まれてましたね。



時間    0■■■■■■■□8 

鈴木自重 -4□□□■0□□□□+4
宮本自覚 -4□□□□0■■□□+4
研究会結束-4□□□■0■□□□+4
葉子自制 -4□□□■0■□□□+4
予想外   -4□□□□0□□□□+4



GM:では最後のシーンになります。これが終わったらエンディングに入りましょう。
マチ:おー。
GM:料理研究会の部会の前日の日。昼休み。宮本まさみが「ちょっと調べものがあるから、料理研究会のつかってる教室行ってくる」といって調理室にいっています。そこであなたが図書館かどこかに行こうかと思って歩いていると、歩いてくる鈴木一郎氏の姿。それでぶつかります。
マチ:またぶつかってしまった(笑)
GM/鈴木:(ワンパターンですいません……)「なんだ冴島か」そこで知力判定を。
マチ:〔判定……成功〕
GM:鈴木くんはどうも右手にかわいらしい下駄箱にでも放りこまれそうな封筒をもっています(笑)
マチ:(苦笑)むー、それはスルーするべきなのかな。(絡みたくない)
GM/鈴木:「み、宮本どこにいるか知らないか?」
マチ:知ってるけど、いえないような、いってしまいたいような、そんな気持ちでいっぱいです(笑)
GM:ははは(誰にしゃべっているんだ・笑)どうしますか?
マチ:どうしようかな……。敏捷力で判定してみようかな(笑)(鈴木から逃げたい)
GM:(爆笑)なにするの!?
マチ:いや、教える。「調理室にいますよ」
GM/鈴木:「そうか。ところで冴島って松崎ってやつと親しいんだよな?」
マチ:「同じクラスだっただけで、同じ班になったことがあるくらいで」
GM/鈴木:「なんかそいつが最近宮本のまわりをうろちょろしてるらしっくて、うざいんだよな」
マチ:「そ、それは、おおいなる誤解だとおもいますよ」
GM/鈴木:(鈴木をやるときはなるべくウザいやつっぽく!)「そうなの?なんなの?知ってるの?教えろよ」
マチ:「いや松崎くんが料理くわしいから料理研究会にはいったらってまさみさんと話してたんだよね」
GM/鈴木:(ここで設定していた口癖を披露できる!)「は〜ん、ふ〜ん」(笑)
マチ:あぶない、アブナイ(笑)
GM/鈴木:「宮本って松崎が好きなの?」
マチ:〔鼻で笑って〕「まさか」
GM/鈴木:「ていうか宮本って誰か好きなやついるのかな?例えば同じ部活にとかさ」若干期待をこめた目で言ってきますが(笑)
マチ:「残念ながらわたしはそういう話はしないだよね」
GM/鈴木:(賢くスルー)「そうか」といって鈴木くんは調理室の方へ歩いていきますね。マチはどうしますか?調理室見ます?スルーします?
マチ:〔仕方なさそうに〕一応、みにいきます(笑)
GM:(笑・強引な誘導で申し訳ない)半開きドアから調理室のなかで鈴木くんが宮本さんに封筒をわたそうとし、いまひとつ話がかみあってないさまが見えます(笑)やがて鈴木くんが逆ギレ的に「ていうか俺らもうつきあうだろ!?」みたいに迫り、宮本さんが「ええ!? こ、困る」みたいなことになっておりますが(笑)
GM/鈴木:「いや困るって、だって俺ら一回買い物いったりとかさ、これはもうつきあうってことだろ!?」宮本の肩をおさえて叫んでますが、どうしましょう。
マチ:どどどどどど(笑)入っていきます。
GM:二人びっくりしてふりむきます。鈴木くんが「なんだ!?冴島なんだよ」と宮本さんは「マチ〜」って走ってきます。



マチ:「てやんでい!!!」





!?



GM:(!?)
マチ:「人に気持ちをおしつけんじゃねい!」
GM:(ナイス啖呵!)おおお、きましたね。
GM/鈴木:では(笑)キャラクター設定として「かんしゃく持ち」「嫉妬」「狭量」の特徴がある、鈴木くんがマチの啖呵にキレないか判定します。知力は12あるんですが、特徴のせいで−2されて出目が10以下だと暴れだします。
マチ:おぅ。
GM:〔判定…成功〕あら、10以下でちゃった。
マチ:おーちょっとあばれてほしかったが(笑)
GM/鈴木:顔を真っ赤にして「なんだよ!なんなんだよ!俺と宮本の問題だからほっとけよ!」みたいな。
マチ:「まさみさんは、わたしの、お、お、おとももも、だち」(爆笑)
GM:(言いよどんでる!)はははは!
マチ:「ま、まさみさんをかけて」(俗な流れで停滞気味のシナリオを動かさねばっっ!)
GM:(かけて?)



マチ:「料理対決だー!!!」(爆笑)





どーん!!!???



GM:(爆笑)な、なんだってー!?

  • [今回のシナリオにおいてのGMの思惑]

今回のシナリオはいわゆる天然で自分を客観的に把握してない美人と高慢非常識な男の子二人の齟齬を、プレイヤーの対話・説得・行動などでコミュニケーションの歯車をかみあわせ、二人とも自分のことをより認識し、プレイヤーキャラクターに感謝する、というような大まかな道筋を念頭においていた(高梨・松崎はその本流にからんだり、かき乱したり、うまくやれば助けになる脇役的位置づけ)。

 つまり、このガープス現代社会というコンセプト自体がそうなように、リアリズム的なというか現実に比較的ありそうなひとつひとつのコミュニケーションの積み立てで事態を変えていくという地味渋な展開でやっていたので、マチの提案する料理勝負というリアリズムというよりはコメディや劇画的な発想にGMは驚いたわけだ。しかしリアリズム的なコミュニケーションも予想以上にマチはよくやっていたし、最初のセッションはプレイヤーの発案はなるべく活かしたいと考えていた。そしてマチのいう料理勝負は物語的にも面白いと考え、GMはここからやや劇画的に話を転がそうと決意する。



GM:「はあぁ〜!?」みたいな反応ですね(笑)ではそれで相手を説得できたかどうかを判定してみます……。
マチ:はい。
GM:知力判定の即決勝負でいいかな。
マチ:〔判定…クリティカル!〕
GM:おお、クリティカルだ。決まってしまいました。おそるべきマチの話芸によって料理対決によって雌雄を決することにあいなりました!
GM/鈴木:「わかった。じゃあ料理対決しようじゃないか。じゃあ宮本と、もう一人公平のため審査員をお前が連れてこい。今日の放課後に勝負だ!その代わり料理の品目は俺が決めていいな」
マチ:〔不敵に笑って〕「かまいませんよ」(笑)
GM:では誰か審査員をもう一人連れてこないといけません。
マチ:ここは……副部長を探すか。
GM:(ああ副部長の方か。グルメオタクだから松崎をいれるかと思ってやや不自然ながらマチに審査員を選ばしたのだが、たしかにそっちの方が自然だ)なるほど。
マチ:これで料理研究会の結束が高まれば……。(シナリオを本流に戻さねば)
GM:(なるほど。あまりふれられなかった料理研究会の結束にもからむからか)ええ、副部長はすぐつかまり「ええ、そんなことになってたのか。わかった行くよ」と(笑)なんともう一人の鈴木くんを弾劾するかもしれない副部長(以下副部長2)も連れてきました。「まったくこんなことをまたしでかしたのか。まあいい、それを見て明日の部会でどうするか決めるよ」と。
マチ:おおぅ。(突然の料理対決は無理があったか?)
GM:(ご都合だが、まあよし!)そして放課後になりました。鈴木がマチの連れてきた副部長’sを見て「何だお前らかよ」と言ってさっそく副部長2と喧嘩になりそうになってます(笑)しかし副部長2が「俺が嘘がつけない人間なのは知ってるだろう」という今できたばかりの設定を口にし(笑)鈴木も「まあ、そうだな」と納得します。
マチ:はぁはぁ。
GM/鈴木:「料理は三品目。チャーハン、天ぷら、スープの3つだ!」



今思うとかなり悪い食い合わせな気がする。なぜ前菜・主菜・食後とか、具体的な料理にしてもましな組み合わせにできなかったのだろう……。



GM/宮本:「ごめんねマチ、まきこんで。どうしてこんなことになっちゃったんだろう……」
マチ:「そのことは気にしないでください。これはわたくしの問題でございます」(笑)
GM:かっこいー。
マチ:「わたくしにまかせておいてください」
GM/副部長:〔こっそりと〕「冴島、お前こんなことしてどうするつもりなんだ?」
マチ:「……これはわたくしの意地の問題です!」(笑)
GM:ははは。わかりました。ではこれで時間を全部埋めちゃいましょう。次の料理勝負がクライマックスということで。えーと、「予想外」にプラス3マスくらいいれちゃおうかな(笑)あと副部長に話を通したので「研究会結束」にプラス1マス、「宮本自覚」にもプラス1マス、かなり認識が深まりちょっとなぜこうなってしまったのかと暗くもなってますね。「鈴木自重」はプラス1とともにマイナス2かな(笑)
マチ:でしょうね(笑)



時間    0■■■■■■■■8 

鈴木自重 -4□■■■0■□□□+4
宮本自覚 -4□□□□0■■■□+4
研究会結束-4□□□■0■■□□+4
葉子自制 -4□□□■0■□□□+4
予想外   -4□□□□0■■■□+4


  • 6 料理対決!

GM:ではクライマックスにはいります。当初はクライマックスは部会の予定でしたが、マチの行動により予想外ゲージが3つ埋まってますため(笑)、料理対決になります。先ほど「チャーハン、スープ、天ぷら」という三品目での勝負としたので、三回即決勝負をして勝敗をきめたいとおもいます。
マチ:なるほど。
GM:3回機械的にふるのもいいんだけど……〔考える〕ちょっと今とっさに考えたものなんだけど、それぞれの品目に「得意・ふつう・苦手」をわりふってください。
マチ:どゆこと?
GM:「このチャーハン、スープ、天ぷら」に、よく考えると食いあわせ悪いな(笑)、どれが得意でどれが普通でどれが苦手がこちらにいわないで決めてください。
マチ:〔見えないように紙に書く〕
GM:得意な料理には≪調理≫の技能判定に+2、苦手な料理には−2、普通の料理は±0になります。こちらの鈴木くんは≪調理≫13で、あなたは≪調理≫16だからかなり差があるんだけど、この得意・普通・苦手の配分によっては少しちがいが出るかもしれない、と。(鈴木はスープ:苦手、天ぷら:普通、チャーハン:得意にしよう)



マチの方がかなり強いので、少し補正になるかもしれないルールをとっさに作ってみた。鈴木がマチに対して、得意(13+2)VS普通(16)、普通(13)VS苦手(16−2)、苦手(13−2)VS得意(16+2)という形で組めれば勝率は上がるというもくろみ。逆にマチは得意なものに得意を、苦手なものに苦手をと同じものを組めば技能差の勝率がそのまま得られる。



GM/鈴木:「では、用意はいいか?はじめはスープ勝負だ!」
マチ:「おー」
GM/鈴木:「俺の方はな、見ろ!松茸スープだ!」(松茸とかこのキャラはこうだろという自分の想像力の陳腐ささにへこむ……)豪華な食材で勝負みたいな感じみたいですね。ではそれに対するマチの品目は?どうぞアドリブで考えていただけたら。
マチ:「ブロッコリーのミルクスープ」(ちなみにプレイヤーの日ごろの昼ごはん)
GM:いいですねー。料理対決中に調理や料理にかこつけてなんか決め台詞とかいれてしめてくれたりすると判定にボーナスとか話がまとめられてGMうれしいとかありますよ(笑)
マチ:(笑)なぬー。(無茶ぶり・・・・・・)
GM:こちらはスープ:苦手でした。マチは?
マチ:普通。
GM:(苦手VS普通か。11VS16、うまくないな)はい。では判定しましょう。〔判定……出目8〕成功度3です。
マチ:えい〔判定……出目7〕成功度9。
GM:マチの圧倒的勝利です。副部長いわく「鈴木の方は松茸という豪華な食材をまったくスープの具として活かせていない」、宮本さんは「松茸スープの方は豪華だけど、マチのブロッコリーのミルクスープはすごく下ごしらえが丁寧でおいしい」と。
マチ:〔にくらしい顔で〕「なんせ、ゆでたブロッコリーとごはんをまぜてにっこにっこにっこにっこよくつぶしてますからね」
GM:(そうなのか。にっこにっこで擬音はなんだ)すばらしい。鈴木くんも「こ、この調和は……」とか(笑)マチ、なんかないっすかね?このスープをもって相手の心を変える言葉など(笑)
マチ:ん〜?「見栄だけじゃだめってことですよ」(こんなもんでいいのか?)
GM/鈴木:「くそ、次の勝負は天ぷらだ」
マチ:テンペーラ〜。これは苦手。
GM:こちらは普通ですね。これは勝ち目あるか。では判定〔判定……出目8〕成功度5です。
マチ:〔判定……出目12〕成功度2。
GM:おっこっちが勝った。
マチ:やっぱり天ぷらは苦手だからな〜。
GM:あ、なんの天ぷらか忘れてた。
マチ:ししとうの天ぷら(笑)
GM:(笑)二人の審査員「ししとうの天ぷらだけじゃものたりない」(笑)
マチ:「うちは貧乏だから……」(笑)
GM:鈴木くんはなんとアイスクリームの天ぷら!ここでデザートかって感じですが(笑)宮本さん「あまーい、おいしい」、副部長「やっぱりこいつは実力はあるんだよな……」さあ一勝一敗最後はチャーハンだ。
マチ:ちゃらーん〔効果音をやってくれている〕
GM/鈴木:「こっちはな、蟹チャーハンだ!」
マチ:「わたしは、グリーンピースのあんかけチャーハンです」
GM:これは両方とも得意な料理ですね。では判定!〔判定……出目11〕成功度4。
マチ:〔判定……12〕えっと、成功度6!
GM/副部長:「うむ、蟹チャーハンもうまい。しかしこのグリーンピースのあんかけチャーハンの熱さの鮮烈さ……!」
GM/宮本:えーと、なんかそれっぽいこといわなきゃ、あの、いきなり美○しんぼ的展開で恐縮ですが宮本さん「たしかにこの蟹チャーハンもおいしい。でも鈴木くんの料理はすべて豪華な食材とほかのものの調和がとれていない、みんな一人よがりだわ!」(爆笑)
GM/鈴木:〔ショックをうけたしぐさで〕「な、なんだってー。な、なぜ俺は負けたんだ……」
マチ:「貧乏でもね、材料を工夫すれば調和というものができるんです。料理というものは、和なんです。だから料理研究会のみんなもね、和をもって尊しとなすだよ?」(名言だね。本来の意味と違うけどいいやね!)
GM:(すばらしい!)よくぞこんな無茶ぶりにしめの台詞くれました!これによって「宮本自覚が+1で4に、料理研究会の結束も+1で3に、鈴木くん自重も+2で3になりました。すばらしい成果です!
マチ:おー。(良かった、まとまった)



時間    0■■■■■■■■8 

鈴木自重 -4□■■■0■■■□+4
宮本自覚 -4□□□□0■■■■+4
研究会結束-4□□□■0■■■□+4
葉子自制 -4□□□■0■□□□+4
予想外   -4□□□□0■■■□+4



GM:エピローグにこのままはいります。自覚4になった宮本さんが鈴木くんに「ごめんなさい、あなたの気持ちにはこたえられない。いままで鈍感で無神経でごめんなさい」的なことをいいます。鈴木くんは−3なんで負けたショックやふられた恥ずかしさで不安定なものの、+3でもあるので「いや、俺も勝手で悪かった」と宮本さんや料理研究会の副部長にあやまります。それに対して研究会結束は+3なので副部長が「いや、今の料理対決でもわかったけど、お前は実力あるから……」とうまくまとまりそうな感じに!
マチ:おおー。
GM/宮本:「ありがとね、マチ」とガバっとだきついてきます。
マチ:「ふっ」(笑)
GM/副部長:そして料理研究会の人からも感謝の言葉をつたえられます。「冴島、本当にありがとう。料理研究会からのお礼として2リットルペットボトルのお茶3本と(笑)今日の料理研究会で使った食材ののこりをお前に!」(笑)
マチ:え、松茸と蟹と……。
GM:あと大量のハーゲンダッツアイスクリームが(笑)
マチ:「こんな高級なアイスたべたことない……」(笑)
GM/副部長:「ぜひもらってくれ!ありがとう!お前を料理研究会の名誉会員にするよ」ワーとまわり(笑)
マチ:〔苦笑〕
GM:えーこのマチさんの七転八倒、不幸にまきこまれながら、見事料理研究会の内紛をおさめ、宮本まさみはかなりまわりへの影響を自覚し、鈴木くんは自重するようになり、料理研究会の人からマチは一目おかれリスペクトされるようになりました。
マチ:わっしょーい。
GM:ちなみに「葉子自制」−2になってしまったので、機嫌をそこねた高梨さんをもてなすべく松崎くんはかなり頭と財布をつかっておいしい店をさがすのに奔走したというオチをつけて(笑)セッションおわります。おつかれさまでしたー!〔拍手〕
マチ:おつかれさまでしたー〔拍手〕