必読書150

道徳の系譜、ニーチェ著、木場深定訳、岩波文庫

解説より。 『道徳の系譜』という標題のもとに纏めて公にされた三篇の論文は、ゲーオルク・ブランデスに宛てたニーチェ(1844-1900)自身の書信(一八八八年四月十日付)によると「一八八七年の七月十日から三十日までの間に決意され、執筆され、原稿の整理…

ホッブス『リヴァイアサン』、水田洋訳

読むのに半年かかった。文庫本四巻はたしかにボリュームがあるが、もちろんこつこつ読んで半年ではなく、30ページ読んでは一週間放り出し・・・という感じでおおいにさぼりまくりながら何とか読みきりはした。例によって注釈は全飛ばしである。ホッブスのプロ…